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column p.s magazineがお送りする様々な企画

俺の一枚

「俺の一枚」
それは誰しもが持っているはずのたった一枚。
オンリーワンでナンバーワン。
そんな俺の、俺だけの一枚をバンドマンや、
アーティストに紹介してもらうリレーコラムです。

 

第8回阿部将也の一枚

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阿部将也(LINE wanna be Anchors)

LINE wanna be Anchorsでギターボーカルを担当。

⇒ LINE wanna be Anchors オフィシャルサイト

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Official Websiteオフィシャルサイト

LINE wanna be Anchors

龍田一馬(Dr.)、阿部将也(Vo.Gt)、野澤拓真(Gt.)、大久保寛(Ba.)

エモ、ポストロック、オルタナティブ、様々な音楽を消化したギターロックで、文学的且つ叙情的な歌詞で炯々と唄う。静寂と激しさが共存するバンド。



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OK Computer

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RADIOHEAD

世界中で850万枚以上を売り上げている傑作アルバム。

起き抜けの身体で、1本の煙草を吸いに外に出るにも、羽織ものが必要だ。嗚呼面倒くさい、そう呟いてからは早く、そっとCDラックに目をやる。ふと取り出す一枚、流してから1音目で、ふふっと笑みがこぼれる。いいや、部屋で吸っちまおう。そんな1枚についてのお話。

P.S magazineをご覧の皆様、寒くなってきましたね。LINE wanna be Anchors、vocal&guitarの阿部将也です。TOKYOGUMたちよー丸に紹介されて、今回の「俺の一枚」は僕が担当させていただくことになりました。どうぞ楽しんで見ていってね。

…と、いうものの、今回俺の一枚を選ぶにあたって、非常に悩みました(笑) 思い出の一枚や、衝撃を受けた一枚は数えれば膨大な数になるわけで、スピッツからNIRVANAまで本当に幅広い中から選ばせていただきました。阿部将也の「俺の一枚」、それはRADIOHEADの“OK Computer”です。

このアルバムに出会ったきっかけは中学校3年生の時、レミオロメンが大好きだった僕はレミオロメンに憧れて、セットで2万円ほどのストラトキャスターを親に懇願して買ってもらい、特に上手くなろうという気持ちも全くなく、ただ鏡の前で藤巻亮太氏の真似をするという勿体無い日々を過ごしておりました(笑)そんな藤巻ファンだった僕は、彼のおすすめするアルバムを聴きあさっていました。そこでたくさんのアーティストに出会ったのは言うまでもないですが、その中でもダントツ聞きづらかったのがRADIOHEADのOK computerだったのです。

当時ミスチルや、宇多田ヒカル、ポルノグラフィティなどポップスばかり聴いていた僕には当然ですが、もうね、なんでこうもサビで盛り上がらないで終わっちゃうの?って(笑) サビどこ?みたいな感じでした。小学校2年生から高校3年生までバスケ部だった僕は、遠征のときのバスの中でRADIOHEADを聴いて俺かっこいいだろみたいな顔をするのが好きでした。この僕のパイオニア気質(すごくいいように言った)が、RADIOHEADと出会ったきっかけです。 ところで、バスケ部でバスケ馬鹿だった僕ですが、高校生の時バンドを組んでおりました。そのバンド(当時はLINEというバンド)が文化祭でOASISをやったのをきっかけに周りの友人がだんだんと僕らがおすすめする洋楽に耳を傾けてくれるようになったのです。しかし、RADIOHEADを好きになってくれることは稀有なケースでした。その代わりに、僕がどんどんRADIOHEADにのめり込んでいったのです。

やはりトム・ヨークの声、圧倒的なカリスマ性にその原因はありました。誰も真似できない彼らが作る複雑な曲にすっと入ってくるトムの声にいつしか僕はメロメロになってしまいました。そして僕たちの周りでは既にYouTubeが普及していたのでRADIOHEADのライブ映像を見てみることにしました。まあ~音が大きすぎてギターハウりまくってるのよ(笑) でもその映像が何ともロックだったのです。音源で聴く数倍かっこよくて、トム・ヨークが汗だくでクールっていう不思議感に完全に僕はノックアウトされてしまったんです。

僕は、今回おすすめする“OK Computer”というアルバムの中でも特に、”Paranoid Android”という曲をまず、最初に聴いて欲しいなぁと思っています。ギターの絡みは気持ち良いし、トム独特の声の表情を感じてもらえると思います。あとRADIOHEADの曲の中でもこりゃあ本当に変態だなって最近よく思います(笑)でもかなり聴きやすいのでご安心あれ。

さてさて、そろそろ冬がやって来るという頃、良いCDに出会ってせめて心だけでも温まってほしいと思っております。いつか僕のCDがこのコーナーに載ることを祈って。また会いましょう。

 

次回武市和希(mol-74)の一枚

次回は、京都のmol-74ボーカル武市和希さんを予定。お楽しみに。

次回の一枚もお楽しみに。

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