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新作「LUCKY ME」リリースインタビュー!

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CARD

奈良を拠点に活動するバンドCARD。USインディーからの影響を感じる楽曲の上を浮遊するような日本語詞の歌。最新作「LUCKY ME」でもその圧倒的なオリジナリティーを更新しています。新譜やバンド活動について一歩踏み入ったインタビューをお届けします。
[参加]:中野博教、清水雅也

Official Websitehttp://www.cardofband.com

CARD(カード)

中野博教(Vo.Gt.)、清水雅也(Gt.)、白神康裕(Ba.)

2010年、中野博教と清水雅也を中心に結成されたロックバンド。関西圏を中心に活動中。

2010年
バンド結成。
2011年
デビューEP「Greeting Card」リリース。
2012年
1st album「BANQUET」リリース。
2014年1月
bloodthirsty butchersトリビュート盤に参加。
2014年8月
ドラマー辰巳俊一が脱退。以後サポートメンバーを迎える。
2015年2月
2nd album「LUCKY ME」リリース。
  
  

ラッキーっていうか、ご利益。ええんちゃうか?って。

新作の「LUCKY ME」を聴かせていただいたのですが、今までよりダンスミュージック寄りなニュアンスがあったりして面白いと思って。今作にあたって「テーマを変えよう」というような意識はありましたか?


中野

テーマは特になかったです。ダンス寄りっていうのはキックの四つ打ちが多いからだと思いますね。今回はビートの使い方を工夫したので、それがたぶんこういう形になったと思うんですよ。


自然となっていったという?


中野

何も狙いは無かったですね。たぶん普通のバンドって何も考えないで曲を合わせるとエイトビートになりがちだと思うんですけど、そこを敢えてやめようと思って。そもそも曲の大元が、全部一緒なんですよ。アコースティックでもできるものというか。それをどう聴かすかっていうところを、工夫したっていうことなんです。


1曲目の「ground」はハンドクラップが入ってたりするじゃないですか。そこも今までにない感じだなと。


中野

あれは元々デモの段階ではタムで鳴らしてたんですけど、あまりしっくりこなくて。でまぁ、しゃあないというか(笑) ライブも、パッドを使っているのでけっこうあのまんまなんですよ。


今回の製作期間はどのくらいかかりましたか?


中野

前回のアルバムツアーが終わるくらいのときにすでに新曲を1~2曲やってましたね。2012の10月から2013の10月まででほぼ曲は全部出来ていて。ちょうど一年前くらいにプリプロをしたから… 製作期間で言ったら1年と2~3ヶ月くらいですかね。


次作のアイデアも、もうすでに…?


中野

練ってますよ。もうずっと。


清水

僕は昔のソウルミュージックとかが好きで。そういうのも…。


中野

いや~たぶんそれは無いかな(笑)


一同

(笑)


中野

自分たちがやって、ちゃんと価値のあるものができるかっていうのがまずあって。上辺だけでやっても良いものができないのは分かってるんで。


清水

根本はUSインディーとかだからなぁ。


中野

俺らの世代で日本っぽさとかあんまいないもんな。逆に嘘くさいっていうか。自分らなりに消化できてると思えないとやりたくないというか。そうじゃないと価値もないかなって思ってます。自分のいなたい部分とか、恥ずかしいって思う部分って、ちゃんとやってたらやっぱり勝手に出てしまうし。でもそういうのがないとダメかな、とも思います。


曲が出来上がる判断基準は、どういうところにあるんですか?


中野

うーん、そうやなぁ… 半分は勘なんですけどね。


一同

(笑)


中野

いや、なんかあるんですよ!(笑) スタジオの雰囲気というか、肌で感じるものが。


清水

本能的な部分があると思うんですよね。「なんか良いなコレ」みたいな。それをしっかり感じれるかっていうのもあると思うんですよね。


中野

例えば、2曲目の「django」で言うと、サビみたいなとこがあって戻るときに一拍だけ何も無いところがあるんですよ。そこも、やってて自然にそうなった。そこで単純に自分が気持ちよかったっていう。だから残しておこうと。物理的に、いる・いらない、ではないんですよね。なんか良いやんってところで曲がオチるというか。そういうのをわかってくれるメンバーだからこそやれると思うのもあります。


歌詞はどんなことをテーマに歌われているんでしょうか。


中野

今回のテーマは「孤独」について歌おうということなんですけど、どの歌からもそのニュアンスが読み取れたら面白いなと思ったんですよ。孤独って言ったら暗いイメージがあると思うんですけど、そうじゃなくて共通の、誰もが持つものですよね。例えば恋愛とか。そういう意味で面白いなと。あとは、作詞ってなるとみんな「メッセージ性がなきゃいけない」とかになるんですけど、ここ何年か色んな人の詩を読んで、そういう歌詞が全てではないなと思ったんです。詩人とかの詩は完結してるじゃないですか。リズム感とかも文字だけで出してて。でも、歌詞はやっぱり音楽ありきなんで難しいですよね。比べたりすると言葉のリズム感とかがすごい劣るというか。しょうがないとは思うんですけど、そういとことも考えて作ったんで難しかったですね。


今作のタイトル「LUCKY ME」には、どんな意味合いがあるんでしょうか。


中野

これは清水が付けたんですけど、まぁ「ラッキーって言いたい」とかそんなんだと思うんですけどね。


清水

ピンチはチャンスっていうか。ありがたいなっていう。


ピンチがあったんですか?


清水

めっちゃ機材パクられたしな(笑) ※2013年夏、機材盗難に遭った。


中野

俺、機材パクられたのは全然何ともないんやけど。正直。


清水

え、すごいな! お金持ってるんちゃうんこの人!?


一同

(笑)


中野

機材はどうってことなかったけど、人が死んだりだとかそういうことがあったからだと思う。清水が言ってたのは、「“LUCKY ME”いいんちゃうか。最近友達死にまくってるし。」とか言ってたから。


清水

まぁ、そこで自分が生きてて何ができるのかなって。ちゃんと生きようって。そう思わせてくれた友達にも感謝したいし。


中野

ラッキーっていうか、ご利益。ええんちゃうか?って。


 

information

CARD

「LUCKY ME」
¥2,500

1. ground
2. django
3. yank
4. そう思えば
5. commons
6. 雨
7. yunagi
8. run on
9. for morning
10. taper
11. 27

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