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CARD

「ブッチャーズが出来ないことしてやろう」ってのはありますね。

※好きなバンドについての雑談が進み…


中野

僕もね、NUMBER GIRLからの札幌シーンを辿ったりしてめちゃくちゃ影響受けました。200MPHとCOWPERSのスプリットとか、あの時にドライバーで東京行ったりだとか。大阪にいたDew UnderってバンドについていってSHELTERに行ったりとか。


へぇ!


中野

僕と清水が共通して好きなCREEPってバンドが当時奈良にいて。その彼らが好きなバンドがBORNSCRATCHとかで。そういう影響があって“自分の好きなバンドの人が好きなバンド”っていうことで色々追っかけてましたね。


清水

服装とかもめっちゃ格好良かったやん。ジャケットとかピッチピチやねん(笑) 真っ黒のコンバースとかね。


中野

当時はそれも真似してましたね(笑) あの辺がルーツかな。忘れられないですね、当時のライブ。ほんまに危ないなと思いましたもんね。「この人、死ぬんちゃうか」みたいな(笑) そこに惹かれましたね。リアルなんです本当に。ライブにすべてを賭けてるなぁって。やっぱ特別だったなって思いますね。


清水

完璧やったもんな。


中野

昔、新宿アンチノックとかでゼアイズ(there is a light that never goes out)、nine days wonder、envyとかも見に行って、もらいまくりました。だから自分もそこにいきたいっていうか。それも同じような事しても無理やし、自分のやり方でやらんとダメじゃないですか。なんとかしてあのバンドに出来ないことしたいとか。今でも「ブッチャーズが出来ないことしてやろう」ってのはありますね正直。ずっと思ってます。


なるほど。


中野

当時そこら辺をフォローしてた「dotlinecircle」ってレーベルの人がすごくセンス良くて。その人と二十歳そこそこで出会って、大阪でライブ一緒にやらせてもらったりとか、海外のバンドも月一くらいで呼んだり。その時にlostageとも初めて一緒にやって。そのときの経験って今考えるとやっぱり大きいですね。


lostageとCARDって対照的な音楽という印象があるのですが、気持ちの違いはありますか。


中野

ありますね。そこは素直にやってるだけで。激しい曲が作れないというか、出てこないというか。CARDやる時にそういうの期待してる人が多かったのも知ってたんですけど。激しいのがいいんやろうなって。けど、それを踏まえて曲作るのも違うっていうか。それにlostageを辞めたから違う感じでやろうってのもないし。やりたくなったら激しいのもやると思うし。


聴いてみたいですね。


中野

そのうちコンセプチュアルなものも作りたいですね。全部1分で激しいだけの曲とか(笑)


ちなみに、他のインタビュー等でもあまり聞いたことがないのですが、CARD結成のきっかけは?


中野

じゃぁ… 清水、して。


清水

俺から!?(笑)


一同

(笑)


清水

中野くんとはlostageだった時から仲良くて、遊びでもいいから一緒にバンドやりたいって話してて。で、lostageを辞めるって言うから一緒にやろうかって。俺はあんま覚えてないんだけど、その当時俺が毎晩中野くんに電話してたらしくて(笑)


中野

俺が辞めるって決まってから、清水が「これでやっと俺とやれるな」って電話でめっちゃ言ってきて(笑) で、CARDのメンバーも全員清水の友達で組んで「すぐやろう」みたいな感じで。最初にみんなでもつ鍋屋に行って呑んで。それで、なんでかやることになった。


清水

ユニティーした。


一同

(笑)


中野

それを清水は、他のインタビューで「どちらから誘う訳でもなく、自然の成り行きで」みたいなこと言ってて、俺はだいぶおもろかった(笑)


清水

全然覚えてないわそんなん。


中野

ほんま毎日やったで、あんとき(笑)


清水

長く続けたいから、僕の友達でバンド組みたいってのはありましたよ。


中野

清水はメンバー同士が仲良いバンドをやりたかったと思うんですよ。そういうバンドに憧れてたと思う。僕は元々同級生とバンドやってたんで、そういう場合のダメな部分もある程度分かるじゃないですか。でも清水は、わりとミュージシャンというか職人肌的な人たちとずっとやってたから。


清水

そうだなぁ。


中野

で、僕もそこに乗ってやりたかったんですぐ始めたし。ライブもすぐやった。


清水

でも始めるのが早過ぎて白神(Ba.)なんかは、初ライブの時はベースが下手すぎて、リフとか端折ったんですよ(笑)


中野

30秒くらいの展開を丸々端折って。んでライブ終わって号泣するっていう。 …そんな感じっす(笑)


一同

(笑)


良い意味で気の知れた仲でやれてるという。


中野

結果、今は良いバランスでできてると思いますね。例えば、ただ楽器が上手いだけの人が入っても良くなるとは限らないじゃないですか。今作は、曲のアンサンブルとかもしっかりできたんで。


清水

仲良いバンドでやっても、職人肌の人たちとやっても一緒ですね。結局は無い物ねだりというか。


中野

それはあるだろうね。しょうもないエゴがありすぎたら一緒にやるのは難しいだろうけど。



音楽への真摯な姿勢でこだわりを追求しているCARD。影響を受けたバンドのお話では、“キッズ感” があって、色々な世代がつながっているのを実感しました。様々な経験を通ってきたからこそ編み出される、ストイックかつ優しさまでも漂うCARDの楽曲、必聴です。

→ CARD「LUCKY ME」

 

information

CARD

「LUCKY ME」
¥2,500

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