等身大の音を鳴らす
■MORETHAN×太田垣(jamming O.P.)
横浜発! メロディック、パンク、エモなどを取り込み爽快感抜群の音を鳴らすスリーピースバンド“MORETHAN”(モアザン)。
2015年3月11日に、いよいよ初の音源となる1st mini album「44」を発売するということで、メンバー3人に取材。さらに彼らの友人である太田垣哲也(from jamming O.P.)氏も交え、固め濃い目のロングインタビューです!
MORETHAN
Ishikawa satoshi(vo,gu) / Susa shintaro(ba) / Yoshida tetsuro(dr)
2012年にスタジオオリーブにて結成。幼なじみで釣り仲間でもある3人。平均年齢26歳。 そんな彼らの初ライブはCOMEBACK MY DAUGHTERS,the HIATUS細美氏らが出演するイベント、2回目のライブもBLACK BUCK,ASPARAGUSらと行い、横浜界隈で話題になる。都内、横浜などで 同年代バンドとも勢力的にライブを行っている。
- Official Website
- http://www.morethan2013.com/
”横浜感”は出したいなと常に考えてます。
※以下、略称
I=Ishikawa satoshi(vo,gu)
S=Susa shintaro(ba)
Y=Yoshida tetsuro(dr)
O=太田垣哲也
今回、バンドとして初の音源が発売されるということなんですが、どういった経緯でアルバム発売が決まったんですか?
最初はキモさん(ナカザワシンゴ/my name is…、heliotorope)じゃね?
あーそうっすね。キモさんが「thingthingthing!RECORD」ってレーベルやってて、今回そこから発売するんです。それで、きっかけは元々僕らの前身のバンドがあって、その当時のバンドで丸1年ぐらいずーっとプリプロやってたんですけど…
で、「お前らいつまでプリプロやってんの?」みたいなこと言われて(笑)
それはもう、横浜の人はみんな思ってた(笑)
(笑)
その後、バンドが今の3人になったりして色々変わって。そんな事してたら、キモさんから「もう出してやるから。ちゃんとレコーディングしろ」っていうことになって。でまぁ今回、出させてもらえるってことになったんですよね。
MORETHANになってから、あまり期間は経ってないんですよね?
そうですね。MORETHAN結成が2012年くらいかな。で、ちゃんとライブを始めたのは2013年の夏なんですよ。横浜の天王町にオリーブってスタジオがあって当時俺はずっとそこで働いてて。その時に、スタジオライブはちょこちょこやったりはしてたんですけどね。
MORETHANって横浜中心に活動しているイメージがあって。そこにこだわりとかはあるんですか?
ある…よね? 家系感は出していきたいよねやっぱ(笑)
(笑)
まぁでも横浜に対しての気持ちはすごくありますね。ずっとそこで暮らしてて、地元だし。
そうだね。
高校生の頃にメンバー全員違うバンドやってたんですけど、みんな横浜のスタジオオリーブを使ってたんです。そこで会ってお互いのライブ見に行ったりだとか、あとは色々くだらないことばっかりしてて、そういうのが全部横浜っていう(笑)
地元の友達ですね普通に(笑)
そうやって育ってきた環境もそうだし、あとは横浜の先輩バンドからすごく影響を受けてるとこがあって。それこそASPARAGUSとかBLACK BUCKとか、その前だと“9人の侍”ですよね。THUMB、CAPTAIN HEDGE HOG、SHORT CIRCUITとか。その先輩たちに、俺らが右も左も分からないときから教えてもらってた部分とかもあるので。そういうのも楽曲に反映されてる部分はありますね。だから”横浜感”は出したいなと常に考えてます。
今のMORETHANのサウンドってどういう風にして出来てきたんでしょうか。
そもそもMORETHANの前に2年くらいバンドをやらないでスタジオでくすぶってたんです。でも「バンドでできなくてもいいや」と思いながら、一人で曲は作ってたんですよ。
そういう時期があったんですね。
ただ、今のメンバー3人で会う事はよくあったんです。一緒に釣りとかよく行くんで。で、ある夏の日に3人で釣りしてて、ふとした話の流れからその帰りの車で当時作ってた曲をみんなで聞いたら反応が良くて、「今度スタジオ入っちゃう?」みたいな。それでスタジオに入ったのが最初なんですね。
当時の曲はシューゲイザー寄りだったね。
当時は同期使ったりなんかしたりみたいなね(笑)マイブラみたいなバンドやろうっつって、シューゲイザー。ステージの真ん中にMacとか置いちゃったりなんかして、ほんとオシャレ野郎ですよね(笑) 常にヘッドフォン着けてるみたいな(笑)
(笑) そこからどうして変化を?
やっぱり僕の中では心境の変化ですね。バンドをやらなかった卑屈な自分がいる訳ですよ。その自分からの脱却をしたかった。そのためには今までと同じ事をしててはいけないと。メンバーとの関係性も見直していきたいなと思って。前身バンドの時ってメンバーはあんまり音に対して意見しなくって。だけど今度はみんなに意見してもらいたいという変化があって、音出してみて一番等身大の音でやりたいなと。だから最初の一年はすごく模索しましたね。
INFORMATION
MORETHAN
¥1,300 (tax in)
1. as one faces forward
2. write out a foul
3. while watching the world go distorted
4.SNOB
5.unplanned
6.see you later