等身大の音を鳴らす
■MORETHAN×太田垣(jamming O.P.)

INTERVIEW

「人との出会い、やっぱりそういうのがいいなぁ。」

※以下、略称
I=Ishikawa satoshi(vo,gu)
S=Susa shintaro(ba)
Y=Yoshida tetsuro(dr)
O=太田垣哲也

 

ちなみに太田垣さんから見たMORETHANってどういう印象ですか?

O

基本的にほんと良い奴らなんですよ。ナイスガイ。それがもう音に出てて。

なるほど。

O

歌がけっこうハスキーボイスだったり、曲の感じとかけっこうワイルドな印象があるかもしんないんだけど、聞いてると実はすごく緻密で。そこは意外だった。細かいフレーズとかをちゃんと自分たちの物としてうまいこと作品にしてるなぁって。

I

ほー(笑)

O

サトシ(Ishikawa satoshi(vo,gu))は、前にやってたバンドが解散してから結構くすぶってたの。で、スタジオで働いてる頃に「お前さーバンドやんなよ」って言ったら「いやぁまだ早いっす」って(笑)

一同

(笑)

こだわりは聴いていて伝わってくるものがありますね。では、音源を出してからの展望は?

O

夜中に何の用もないのにオリーブ行って帰りに送ってもらうとかよくやってたんだけど(笑) そんな時期が長くあったから嬉しいですよねやっぱ。作品が出来上がってライブで一緒に大阪にも行けるし。

I

そうですねー。

O

本当にね、パーティー野郎だからみんな(笑)

一同

(笑)

O

日本にいないんだよな~。ここまでイーストコーストの匂いがしてくるバンドってのはいないね!

歌詞は英詩ですよね。曲のテーマみたいなものってあるんですか?

I

歌ってる内容は、「金がない」とか「朝起きれない」とかそんな感じ。

Y

生活感丸出しっていう(笑)

I

そう(笑) だけど嘘はつかない。

誰かに向けてるっていう感じでもない?

I

そうですね。さっきの話もそうなんですけど、ずっと内に籠ってたんですよ。だからメッセージもすごくパーソナルですね。ほとんど自分に対して歌ってるイメージ。届いても天王町くらいまで(笑)

一同

(爆笑)

S

でも明るい歌の方が逆になんかちょっと怖いよね。

O

楽しい事はさ、歌にしなくていいんだよ。例えばみんなで呑みにいった時とかはその場を楽しむだけで共有できるじゃん。でもネガティブな事ってさ、人に言ったりできないじゃん? だからこそ歌とかになってるほうがリアリティを感じちゃうよね。俺、32歳にもなってこんな事言ってると危ないけどさ(笑)

I

いやでも本当にそういうことですよね。

O

MORETHANはミーティングが多いよね。うち(jamming O.P.)もそうだけど、あれ大事だよね。ミーティングの時って何話してる?

I

ミーティングの時はMORETHANの話、一切無いです。

O

え、それミーティングじゃねぇじゃん(笑)

一同

(笑)

I

ミーティング始まって2時間くらいはどうしようもないただの呑み会。で、大体帰り際ですね。会計終わった後に、「どうする? 次行く?」「あ、そういえばあの曲さ~」みたいな。ものすごい遠回りします(笑)

Y

でも終電が近かったりして「あー、あの曲Dropboxにあげといて!じゃ!」みたいな。結局それだけ(笑)

S

「メールで!メールで!」みたいなね。集まった意味がない(笑) でもそういう時間がけっこう大事だったり。

なるほど(笑) では、今回音源を出してからの活動について聞かせてください。

I

今まで外の世界を知らなすぎたんです。それが、今回レコーディングとか外でライブやったりとかで見えてきた事が多くて。やっぱり人と繋がれるじゃないですか。で、出会った人たちと音楽の話とか、ライブが良かったとか良くなかったとかの話が出来る事もすごく新鮮ですし。
自分らはバンドでお金をあれしようって感覚はあんまりなくて。人との出会い、やっぱりそういうのがいいなぁと思ってやってるところがあるので。だからもっと多くの人たちと繋がれる、そのための名刺として今回リリースしたかったんですよね。ツアーもやりますし、いろんなとこ行ったりだとか、もっと広がっていくような物になればいいなって思ってます。

INFORMATION

MORETHAN

MORETHAN

44

¥1,300 (tax in)

1. as one faces forward
2. write out a foul
3. while watching the world go distorted
4.SNOB
5.unplanned
6.see you later

http://tower.jp/item/3794035/44