出演者全シークレットの野外フェスに迫る!
■FEVER OF SHIZUOKA

INTERVIEW

本業の仕事より頑張ってます(笑)

前回や前々回を見ても、かなり規模の大きいイベントだったと思うのですが、どんな方々が運営されているいるんでしょうか?

TKT

実行委員会は全員で13人。学生だったり社会人だったり色んな人がいますが、平均年齢24歳なので、比較的若いメンバーで運営しています。だから、初回開催の2年前とかはほとんどのメンバーが大学生でした。

かなり若いですね。大御所のアーティストもブッキングしているので、てっきり大きなバックアップがあるのかと思っていました。

TKT

僕自身、初回は地元バンドとして出演するだけの立場だったんですけど、2回目から運営委員として参加することになって。でも本当に、運営委員のみんなのバイタリティーはすごいです。

バンドマンでも面白いことを考える人ってたくさんいると思うんです。でもそこで考えたアイデアを実行に移せる人って少ない。たぶん普通の人だったらリスクばかりを考えてしまって、実現までに至らないことが多いんじゃないかと。

TKT

そうなんですよね。だから僕も運営メンバーのずば抜けた行動力とか気持ちにすごく感銘を受けて、手伝おうって。それで今回の開催が決まったのは2015年の12月なんです。

…ということは、企画から開催までたった3ヶ月なんですか!?

TKT

そうです(笑) 本当にクレイジーだなって思います(笑) 企画し始めてから1ヶ月ぐらいの間でアーティストをブッキングして、アイデアとかも全部決めて。スピード感はかなりありました。僕をはじめとして社会人の運営メンバーもいるんですが、本業の仕事よりも頑張ってますもん(笑)
だけど、出演者シークレットについては最初は考えてなくて。その話が出てからもちろんリスクのことも話し合いましたけど、“チケットを売りたいから数組だけ発表する”とか中途半端なことはやめて、突き抜けたフェスにしようっていうことで全部シークレットにして。

かなり早いですね。ここまで行動できる原動力って、どこから来ているんでしょうか?

TKT

主催者のTHE WEMMERのロッキーって奴がほんとに音楽バカだし、あと“思いついちゃった”っていうのが大きいですね(笑) 遊ぶのが好きだし静岡のカルチャーも大好きですし。もちろんけっこう無茶はしているとは思ってます。けど、今フェスイベントとかってたくさんあって、ディスする意味は決してないんですけど、たくさんありすぎて飽きてる人も多いんじゃないかって思っていて。「行けたら行こう」ぐらいの感覚の人が多いと思うんです。
“奇天烈なことをやってるから”とか“MVに可愛い子が出てるから”とかそういうんじゃなくて、純粋に音楽にワクワクしてほしい。あとは秘密みたいなものにもワクワクしてほしいんです。野外なので、外で音楽を体感できる楽しさも知ってもらいたいですね。

ちょっと気の早い話しですが、次回以降の開催などは予定されているんですか?

TKT

正直なところ、開催するにあたってかなりパワーを使うので次回以降の予定はまだないですね。そもそも毎年恒例という形式でやっているわけではなくて。だから楽しいことをやりたいってなったら、たぶんまた企画すると思いますが… 保証はできないので(笑) なので、ぜひ今回のFEVER OF SHIZUOKAに足を運んでもらいたいです。

なるほど! ありがとうございます。このフェスが静岡に根付いていったら良いですね。

TKT

アーティストのライブ自体も楽しんでもらえるはずですし、出店してくれる飲食店やアパレルショップとかも注目してもらって、県外の人なら静岡にまた来た時に思い出してもらいたいし、直接お店にも行ってみてほしいですね。そうやって静岡のカルチャーをもっと広めていって、気に入ってもらえたら嬉しいです。

20代前半の若者たちによって企画・運営されているFEVER OF SHIZUOKA。静岡県中を自力で巻き込んでのフェスイベントを開催するバイタリティーには感服です。趣味だとか単に“好きだから”という言葉だけでは片付けられない、もっともっと熱い気持ちが込められている当イベント。チケット割引などもあるので、ぜひ静岡県外からの方もご来場あれ!

→ FEVER OF SHIZUOKA 公式サイトへ