スプリット発売記念!
■malegoat×akutagawa

INTERVIEW

東京、八王子のDIYエモ代表malegoatと、ドラマティックなハードコアサウンドを鳴らすakutagawaの2バンドによるスプリット7インチがリリース!

すでに各レコード店では売り切れ続出中の今作品について、malegoatから岸野一氏、akutagawaから佐藤英樹氏をお招きしてインタビュー。それぞれのバンド事情など深いところまで聞いた、必読の内容です。

malegoat

malegoat

Yosuke Sato / Masaru Tanabe / Hajime Kishino / Jun Kawakita

日本に留まらず、USツアーなど海外での活動もおこなう八王子代表。

akutagawa

akutagawa

Yuji Mizutani(Vo.) / Hideki Sato(Gu.) / Shinya Fujiki(Ba.) / Yozo Hasegawa(Dr.) / Tomoyuki Bryan Watanabe(Gu.)

ハードコア、マスロック、エモなど様々なバックグラウンドを感じさせ、壮大かつ綿密に構築された楽曲を響かせる5人組バンド。山形から東京へ活動拠点を移し、2011年には名盤「DAWN」を発表。国内外のトップバンド達と数々の共演をこなしている。

黒と白の猫が各バンドみたいな。

スプリット7インチの発売は… どんな感じですか?(※取材時点では発売が延期中だったが、その後に無事発売)

岸野

もうちょいで届くんじゃないかな。これ言い訳みたいなあれだけど、最近のレコードブームと、ブラックフライデーっていう、なんて言うんだろう…。

年末商戦、みたいな。

岸野

そう。それをレコード・ストア・デイの冬版みたいな感じで被せてるっぽくて、それで更にアナログのリリースが多かった。それでプレス工場が相当パンクしてるみたい(笑) だから、いつもの倍以上時間かかってて。こういうのがなければ普通に届いてる…。

佐藤

色々重なったんだよね。

レコ発の時(2014年11月)もまだ届いてなかったですよね。

岸野

届いてなかった。だから、申し訳なかったけど前祝いって感じにしてもらって。スイマセンって。ただのツーマンライブに…(笑) ちょっと予定外だったね。

そもそも今回のスプリットを出すことになった経緯は?

佐藤

ライブの打ち上げだね。

岸野

八王子RIPSかな。2013年のEnemiesが来日した時にmalegoatとakutagawaがサポートして、その時にStiffSlackの新川さんと話したのがきっかけ。元々akutagawaがStiffSlackで音源出したいって話をしてる時に、酔っ払った俺と洋君(malegoat/vo.gt.)が「スプリット出そうよ」って割り込んで(笑)

佐藤

そう、最初はakutagawa単独で出す話を新川さんと進めてたの。でまぁ、酔った勢いでね。「スプリット出す!」みたいな感じだったもんね。

岸野

それで「いいよ」ってなったから(笑)

佐藤

akutagawaは、その時すでに2曲くらいあったんですよ。で、今回のと同時にcosmic noteのオムニバスの話もあって。あれとスプリットどっちに曲入れようかなって。それでちょっとポストロックとかエモ寄りのやつをmalegoatのやつにぶつけたほうがいいかなって思って今回の曲を選んだ。

malegoatの曲はあったんですか?

岸野

話をしてからは曲はすぐに出来たな。結局、早い段階で両バンドとも曲はあがってたけど、アートワークが時間かかったっていうのも今回の発売の遅れにつながっている(笑)

佐藤

しょうがないよね、そこはこだわりたい所だもんね。

ジャケットの猫にこだわりがあるとか。

佐藤

そこ話しておいたほうがいいんじゃないの(笑)

岸野

そうそう、俺がアートワーク担当したんだけどあの写真をどうしても使いたくて。台湾の透明雑誌ってバンドのベースの友達の猫2匹の写真なんだけど、これ良いなーって思って、英樹に言ったら「良いんじゃない?」って。

カワイイですね。

岸野

この感じがスプリットにぴったりだったし。本当はタイトルの“VS”の部分も「akutagawa VS malegoat」にしようと思ってて。

佐藤

あー、そうなの?

岸野

でも字面がバランス取れなくて、じゃあその猫の名前でいいかってなって。だから表ジャケットに僕らのバンド名が一切入ってないっていう(笑) でも猫好きではないんだよね。犬派なの(笑)

一同

(笑)

岸野

イメージとしては黒と白の猫が各バンドみたいな。黒いほうがmalegoatで、白いほうがakutagawaかな。じゃれてるようにも見えるし、戦ってるようにも見える。両方の意味合いが見えてきて良いかなって。仲は良いけど、別にベタベタしてるわけじゃないから。

 

岸野

あとね、音源買ったら分かるんですけど、実はakutagawaとmalegoatの曲はレコードの回転数が違う(笑)

盤の表と裏で違うんですね。

岸野

これね、あんまり書いてほしくないかもしれないけど… あー、書いてもいいか。

佐藤

言っていいよ。

岸野

レコードの回転数を書いてないんですよ、アートワーク上は。だからみんな戸惑うと思う。で、同じ回転数で聞いたのに変な感じになっちゃった、みたいなのを狙ってたの(笑)

佐藤

聴くと、「あれ? ボーカルこんな声だったかな」みたいな。

岸野

akutagawaの場合はほら、ミュージックビデオで公開してるからあれだけど、malegoatの曲は… この間ライブで一回やっただけでみんな聞いたこと無い曲だから。もしかしたら最初分からないかも(笑)

INFORMATION

malegoat×akutagawa

malegoat×akutagawa

SPLIT 7inch

¥1,000(+税)

akutagawa – 聞こえないフリ、をしてただけ
malegoat – trite

http://stiffslack.blogspot.jp/2014/12/akutagawa-malegoat-split-7-stiff-slack.html